108|181212|広島

広島最終日。昼過ぎに一息ついて祖父母の墓参りへ。初めてお花を供えた。夕食は近くのうどん屋さん。滞在中4度目。美味しいうどんは毎日でも食べられる。 毎日地道に取り組んだものの、結局それほど進まなかった。年内に終えることを目論んでいたのだが、も…

107|181211|広島

雨が降っている。話はなかなか展開しない。誰かに言われたように、自らの責任を他人に押し付けたくないが故に、ぼくは書いているのかもしれない。 夕食は天麩羅屋。滞在中3度目。近所に美味しくてリーズナブルなお店があるのは助かる。 広島で集中できるのも…

106|181210|広島

早朝から佐賀にあるクリニックに行ってきた。ここに通い始めてから12年が経つ。今回は手の様子も診てもらったが、不思議なことに劇的に改善した。加齢とともに不具合は身体のあちらこちらに出てきているが、それでも昔と比べると健康になったように思う。生…

105|181209|広島

昨夜のNHKスペシャルは、「ロストフの14秒」というロシアW杯決勝リーグで日本がベルギーに逆転負けしたロスタイムの舞台裏に迫ったものだった。 ロストフ・アリーナの左コーナーから本田圭佑が蹴り入れたボールはベルギーのGKクルトワに完璧に読まれていた。…

104|181208|広島

祖父母のところに行ってきた。あれほど小さい頃に可愛がってもらったのに、ぼくが病気になった12歳以後の二人に関する記憶はほとんどない。祖父は高校1年春の修学旅行の直前に亡くなり、祖母は沖縄に移住してから数年経った春に死んだ。祖母の葬儀の日、式場…

103|181207|広島

広島に来てから、日中は一度も出歩いていない。ホテル徒歩圏内にある祖父母のお墓にも顔を出していない。仕事の都合で時折オンライン会議をするぐらいで、あとは一人で黙々とやっている。楽しいわけではないし、右手は痛いし痒いし、体調が良好というわけで…

102|181206|広島

停滞の一日。頭のなかの世界に留まっていたところで、状況は何も進展しないことは分かっている。意を決して動き始めるのだが、一向に言葉は流れ出さない。一行書いては止まり、また一行を書いては止まる。そしてまたとにかく次の一文字を書き出そうとするこ…

101|181205|広島

よく健闘しているのかもしれない。 もちろん合間に仕事などのやりとりを電話やメールで行うことはあるが、原則的には朝起きて日が暮れるまでノートに向き合っている。気持ちが弾むようなものではない。右手も痛む。できることなら別のことに取り組みたい思い…

100|181204|広島

目覚めると8時だった。身体が少し軽くなっていることを確認し安堵する。朝食を摂って仕事にとりかかることにする。 騙し騙しやってきたが、右手が相当悪化しているかもしれない。左手と見比べる明らかに腫れあがっている。書き始めはひどく痛いのだが、ひと…

99|181203|広島

今日から広島に来ている。沖縄は10日ほどだったが、娘の行事や友人の結婚披露宴、妻の誕生日祝いなど、家族との時間を優先していると毎日それなりに忙しかった。 今朝から頭がぼぉとしている。妻と娘が引いていた風邪が今頃うつったのかもしれない。今はもう…

96|181130|沖縄

11月が終わった。気になっていたことは一通り済ませた。すっきりした清々しい気持ちで師走を迎えられることに安堵している。 取り組んできた書きものは、ついに2011年に入った。あと数十日で2017年春までのことを書き出すつもりでいる。ギリギリのペースで進…

95|181129|沖縄

日々のことを書き記すのは何日ぶりだろうか。 沖縄に戻り、はや1週間が過ぎた。書こうとしなければ書くという行為は生まれず、その成果が生まれることもない。当たり前のことである。小さな子どもだって理解できる。 そうしているうちに、あっという間に時間…

87|181121|函館

沖縄を出て36日目。札幌、大沼公園、札幌、東京、湯の川温泉、函館とめぐり、明日いよいよ沖縄に帰る。日中はホテルでノートを介して自分に向き合い、紅葉や温泉、海産物などを楽しみ、贅沢な時間を過ごしたと思う。 旅の当初には大学卒業前の2001年を書いて…

86|181120|函館

午後は市場に立ち寄り、沖縄に持ち帰る手土産を注文した。小ぶりの毛ガニ、ウニ、イカ、雄シシャモ、ホッケを少しずつ頼んだ。カニは函館で当日に処理してもらったものを持ち帰り、そのまま夕食にする予定。妻や娘が喜んでくれるといいのだが。 自分自身のこ…

85|181119|函館

一昨日に続いて、夕方から「根ぼっけ」に行った。義理の兄が漁で獲ってきたホッケが二束三文で売られていると知って、一念発起で店を出し、根ぼっけの価値を地道につくってきたのだと言う。エネルギーに満ちていて、とても72歳には見えない。毎朝4時にはセリ…

84|181118|函館

今日は函館山ロープウェイの開業60周年イベントだったらしい。無料開放されて大賑わいだったとのこと。天気の良い日曜日で良かった。 ぼくはと言えば、明るい時間帯はひたすらノートに向き合っていた。お世話になった経営者のことを書いているのだが、なかな…

83|181117|函館

沖縄を出たのが10月17日だったから、ちょうど1ヶ月が経ったことになる。数日後には久しぶりに沖縄の家族のもとに戻る。 振り返れば、この1ヶ月あっという間だった。怠惰に過ごしていたわけではないつもりだが、ストイックに日々を送っていたわけでもない。起…

82|181116|函館  

いつもより遅く起き、朝食をとり、その後は部屋にこもってノートと向き合っていた。過去のぼくはようやく30代となった。我ながら30代前半のぼくは無茶苦茶だったと思う。破天荒と言うべきか、ただのパッパラパーと言うのか。ここまで混沌としたなかを毎日走…

81|181115|函館

湯の川温泉から函館駅近くへと移動した。市場で家族への土産を物色し、ベイエリアから元町を散策。八幡坂の趣味いい珈琲屋でくつろぎ、夕暮れ前にロープウェイで函館山へ。午後4時半にはすっかり暮れつつあり、100万ドルの夜景が眼下に広がっている。ビデオ…

80|181114|函館

エゴと魂と意思について考えていた。 今ぼくが取り組んでいることは誰かに求められていることではない。ただ、ぼくが誰のことも想定していないかと言えば、そういうわけでもなかったりする。ごくごく身近な家族や縁ある人たちをそれとなく思いながら、あくま…

79|181113|函館

あるアイデアが数日前から頭を離れない。ぼくは果たしてどうしたいと思っているのであろうか。誰からも求められていないことをやり続けながら、ぼくは何かを獲得しようとしているのであろうか。 今日はある方から、今の関心事を具現化していくための参考書籍…

78–2|181112|函館

羽田から函館に向かう機内。久しぶりにミスチルが聞きたくなった。今の心境を何かしら象徴している気がする。果たしてぼくは「引き金」を引けるのであろうか。 Starting Over|Mr.Children 肥大したモンスターの頭を 隠し持った散弾銃で仕留める 今度こそ 躊…

78|181112|函館

贅沢な旅を続けている。昼に羽田から函館に移動し、今日は湯の川温泉に来ている。夕食はビュッフェで、蟹や海老や烏賊や鮭やイクラなど新鮮な魚介類をたらふく食べた。こんなに腹いっぱい食べたのは久しぶりかもしれない。 しかし、つまらない。こんなに楽し…

77|181111|東京

昨日の続き。「自由とは 着衣のまま 水平であること」。 衣の重力を身体で受け、それを感じながら、同時にそれに捉われず、軽やかでからっと爽やかで潔くあること。責任、成果、不安、希望、絶望、諦め、いろんなものが綯い交ぜ(ないまぜ)になって自らの内…

76|181110|東京

地道(じみち)を辞書で調べてみる。 ーーーーーーーーーー 地道【じみち】 手堅く着実に物事をすること。 地味でまじめなこと。またそのさま。 冒険や人目を引くような行動に出ず、 着実に進む態度。 ーーーーーーーーーー 地道であることと自由であること…

75|181109|東京

東京2日目。少しびっくりしたことがあったので、夜遅い時間から昔のメンバーに電話を入れた。わだかまりは少し解消していた。 私は私、相手は相手、世界は世界。私が孤立しているということでなく、私と全体とが同じ時点に存在している。今何となく捉えつつ…

74|181108|東京

東京に来た。午後からデザイン事務所でみっちり打合せ。最近あまり人と会っていないからか、それとも朝早くからの移動のせいなのか、最後はへとへとになってしまった。とにかく山場は越えた。ほっと一安心して、気が緩んだのかもしれない。 デザイナーの彼が…

73|181107|札幌

明日から東京に向かう。北海道には約3週間いたことになる。 仕事はどうだろう。思った以上に進んだ気もしなくはないが、毎日思ったようには進まないものでもある。すいすいと気持ちよく進んだことはほとんどなく、義理立て程度にどうにかこうにか前進する日…

72|181106|札幌

日が暮れてから防寒具を買いに街中に出る。その後、気になる本を探しに書店へと向かう。気晴らしに雑誌コーナーをふらふらしていると、「袋小路の沖縄」というタイトルが目に入る。先日の県知事選挙後の沖縄について書いているらしい。パッと手にとってレジ…

71|181105|札幌

約10日ぶりの札幌を楽しんだ。なんとなく良さそうと目星をつけていた珈琲屋は、5年ほど前に札幌を拠点に活躍するデザイナーと会った店だった。懐かしさに思わず彼や関係者にメッセージを送ろうかと思ったが、携帯の画面を開いたところでやめた。 珈琲屋で少…