7|180902|沖縄

夢を見た。

 

そこそこ広い会場に20代が集まっている。大学生か第二新卒か。就職か転職か移住かなにかしらのイベントがあるらしい。彼らは次への越境を求めている。そのための参考情報や出会いを求めて、この会場に来ている様子。

 

ぼくはそこにゲストとして招かれている。著名人が「ブランド人になろう」といったメッセージを威勢よく伝えている。会場は羨望の眼差しで見つめている。「できない」とぼくは感じている。自分の出番が来ることを恐れている。

 

場面が変わる。どこかに向かおうとしている。ぼくは入口の部屋にいる。かつて一緒に働いていた女性がいて、あいかわらずぼくに気を遣っている。暴力的な自分を省みて、こちらのほうが申し訳なかったなぁとぼくは思っている。幾つかのあたりさわりのない話を交わし、ぼくは先へと向かう。

 

彼がいる。わだかまりの感情が消えており、そんな自分に少し驚く。彼もゲストのようだ。このイベントに参加するのは初めてではない様子。ぼくは彼にここでどう振る舞ったらいいのかを訊ねる。彼はあいかわらず屈託がなく、フラットな調子で応答する。彼から楽しそうな様子が伝わってくる。ぼくは彼とやりとりできたことに安心する。

 

場面は展開する。第2部なのかイベントが再開する。ぼくは会場の目立たないところに身を隠し、自分にマイクを向けられることから逃げている。会場に昔の仲間の気配を感じるが、少しずつ気にならなくなる。ぼくにマイクは向けられず、その場はおひらきとなる。

 

少し残念な気持ちになる。語りたいことは確かにあったような気がする。じゃあどうして隠れたのかと自らを問う。それはまとまっていなかったからだ。でも確かに語りたいことがあったのだ。一方で恥をかかなくて済んだという気持ちもなくはない。感情が複雑に入り混じっている。しかしやはり逃げたことを悔やんでいる。そしてぼくはその場を去る。

 

 

夏休み最後の日曜日

 

妻と娘との楽しい1日は、笑ったり泣いたり怒ったりしているうちにあっという間に終わった。これからのイメージと具体的なスケジュールを妻に共有し、必要な道具や環境を少しずつ整えている。できるのだろうかと不安を感じている自分に気づかされつつも、その不安とともに前に進むしかない。