49|181014|沖縄

 札幌で経営会議、大阪で新卒内定式を済ませ、沖縄に戻ってきた。会うべき人とは会い、腰を据えて語ることができた。もうこれで自分を押し留める外的要因は何もない。

 

 このまま日々の生活に輪郭がなくなってしまいそうで恐ろしい。一度流されてしまえば、地の果てまで行ってしまいそうな気がしてくる。確かに自由は求めてきた。しかし輪郭のない自由、制約のない自由を、ぼくは果たして求めていたのであろうか。今のぼくには、誰からの指示命令もなければ、従うべきシステムも存在しない。未知の航海に海図を持ち合わせていないことに加え、頼りの羅針盤まで調子が悪いのだからどうしようもない。

 

 堕落した生活に、自分を責めてしまいがちである。完全にリズムを崩してしまっている。これまで抑えてきた情動が堰を切ったように暴れはじめ、やるべきことに手をつけることすらできずにいる。

 

 自分の意思の弱さをほとほと痛感する。これだけ意思が弱いのだから、これまでの失敗や挫折も起こるべくして起こったことなのであろう。意思の弱さを補完しうるシステムをつくらなければならない。まだまだ成熟からはほど遠く、ぼくはそのシステムによって自分自身を守らなければならない。