64|181029|大沼公園

 毎日やると決めていることがある。それらはそれほど多種あるわけでもなく、またそのいずれもが難しいものではない。そのことを「やる」と決めて取りかかれば必ず終えられるものだし、そう多くの時間を要するものでもない。要は気持ちさえあればやれるものばかりである。

 

 しかしそれほどに簡単なことであったとしても、コトは簡単に進まない。様々な理由でやる気がどうにも起こらない事態が生ずる。ぼくは保身に走り、大抵の場合においてはその行為の意味や価値を論じ、やらないで済むもっともらしい口実をでっち上げる。その行為をやる理由は極めてシンプルで、「自分が決めたから」である。そこにはそれ以外の社会性も経済性も教育性も一切が存在していない。いくら意味や価値を問おうが、怠惰な自分に「やっぱりやってみようか」と転向を促すほどの説得力はそもそも生まれようがない。しかし時として翌日あるいは後日自らに襲いかかってくる自己嫌悪や良心の呵責(のようなもの)を恐れて、嫌々ながら重い腰をあげることはもちろんぼくにだってある。

 

 かのように自由なる世界とは、限りなく楽しく、また同時に限りなく苦しい世界なのかもしれない。あるいは笑いに満ちた限りなく喜劇的な世界なのかもしれない。

 

 朝、大雨は急に上がり、晴れ間が差して青空となり、鮮明な虹が大きく架かり、駒ヶ岳が遠方からでも一望できた。しかしその晴天は一瞬のことで、虹はものの数分で消え、再び激しい雨模様となった。このあたりではまだしばらく雨が続くらしい。今日は雹が降ったとのこと。確かに寒かった。

 

 少し疲れているような気がする。仕事はなかなか進まない。