81|181115|函館

 湯の川温泉から函館駅近くへと移動した。市場で家族への土産を物色し、ベイエリアから元町を散策。八幡坂の趣味いい珈琲屋でくつろぎ、夕暮れ前にロープウェイで函館山へ。午後4時半にはすっかり暮れつつあり、100万ドルの夜景が眼下に広がっている。ビデオモードで夜景を録ろうとした瞬間に携帯のバッテリーが切れた。明日から仕事に集中し、最終日の夜にもう一度来るしかない。函館山からホテルまでの帰路、明治創業の老舗洋食屋で「昔ながらの洋食セット」なるものを食べに向かう。

 

 今日はボジョレーヌーボーの解禁日だった。2年前の今日、沖縄のホテルでボジョレーを飲んだ。当時を思い出しながら、グラスワインを注文する。あの頃は「あいだの存在」であることを意識していた。そのことは今も変わらないような気もするし、随分と変わった気もする。大きな出来事があり、この2年の転換期、移行期を過ごした。もちろん今もその道の途中である。

 

 まさに今朝、ぼくが何の「あいだ」であり、何を媒介しようとしているのかをコーチとやりとりする流れになり、その気配を感じとったばかりであった。タイミングと言うのか、こういった偶然にぼくは関心がある。函館の夜、ひとりボジョレーと明治の洋食を味わいながら、当時の師匠が祝福してくれているように思えた。

 

 今日1115日は、いったい何の記念日だったのであろうか。ぼくの人生にとって、何かしら特別な意味がある出来事があったと記憶しているのだが、具体的な内容がどうしても思い出せない。まぁそれはそれとして、今日はとても大切なことを決めたのだ。やはりこの日は大切な一日だったのである。書いて表現することに身体を入れていこうと思う。重要度を高く置きすぎて、これまで腰が引けていた。

 

 今日は函館を大いに楽しんだ。これまでとこれからが転換する良い一日だったように思う。