95|181129|沖縄

 日々のことを書き記すのは何日ぶりだろうか。

 

 沖縄に戻り、はや1週間が過ぎた。書こうとしなければ書くという行為は生まれず、その成果が生まれることもない。当たり前のことである。小さな子どもだって理解できる。

 そうしているうちに、あっという間に時間は後ろに過ぎ去っていく。そのまま放っておけば、場合によっては大きな後悔につながることだってあるかもしれない。

 やると決めなければ、やれない理由はいくらでも出てくるし、やるのが困難な状況が物理的に次々と成立していく。私と世界の関係とは不思議なものである。

 

 放っておけば惰性に流されていく自らの頼りなさを、ぼくは経験から学んできた。だから意思の在り処を思いおこすための機会とシステムを予防的に講じておくのは、ぼくにとっての生命線である。ぼくはそんなに強い人間ではない。

 

 今日はかつて大変お世話になった方々に偶然お会いすることが続いた。次に進むための準備が少しずつ整ってきているのかもしれない。

 焦るなよ。もう一人の自分がぼくに警告を鳴らした。そうだ、まだ今はそのタイミングではなかった。勇み足の悪癖でこれまでどれだけ痛い目に合ってきたというのだ。そして、ぼくは今ここに踏みとどまることを改めて意識する。自らの傲慢さにはくれぐれも用心しなければならない。

 

 今やるべきことに真摯に向き合っていれば、しかるべきタイミングに、世界はぼくに再び語りかけてくるであろう。仮にそうでなかったとしても、次はこちらから世界に語りかけていけばいい。