115|181219|大阪

 何かがぼくを呑みこもうとしている。その渦に反発し逃れようとすれば、単に孤立するだけになるであろう。呑みこまれず、反発もせず、その場に水平に立ち続けるために、心の力が必要である。不安や恐れ、さみしさや孤独の感情に乗っとられず、踏みとどまり、持ちこたえる力、そこに居続ける力である。不安などのネガティブな感情に激しく侵襲されるときがある。そのときこそ、ぼくはぼく自身であることに意識的にならなければならない。

 

 他者とともに生きるということ。ぼくはそれが一体どういう状態であるのかを、体感としてまだ理解していないのだと思う。心の力を高めることは、そのとば口にぼくを立たせてくれるのかもしれない。