120|181224|大阪

 自らが置かれた場において、その場に関わりながらも、その場と適切に距離を保ち続けることができるようになりたいと思う。

 

 ぼくには、その場に入り過ぎてしまう傾向があるようだ。少しでも気を緩めると、もはや後戻りできないところにまで入り込んでしまう。そしてもちろん、後始末は自らの責任でつけなければならない。

 

 そうした傾向があったおかげで獲得できたものがあったことは言うまでもない。だからこそ、これからは場に引き込まれないようにぐっと踏みとどまり、どんな状況であれ自由でフラットにあり続けられる心と身体を確立していかなければならないと思うに至ったのだと思う。

 

 ぼくの周辺も刻々と動いているのであろう。どこかの誰かがぼくに向かって呼びかけてくる気配のようなものを感じる。

 

 これまでのぼくは、そうした身の回りに漂っている気配のようなものに身を委ねるようにして身を処してきたと言えるかもしれない。おそらく、自らの状態により意識的であろうとしなければ、これまでと似たような状況のなかにぼくは埋没していくことになるのだろう。

 

 そうならないためにも、当たり前のように流れる日常のなかで、自らを節制しうるだけの身体と心を整えておかねばなるまい。

 

 事は気づいたときには始まっている。そしてぼくは、始まってから辻褄を合わせてきた自らのあり方に、ほとほと飽きてしまったのである。