142|190115|大阪

 これまで自らを衝き動かしてきた正体に気づいてからというもの、約半年ほど引きこもり、人様にご迷惑をかけないと思える範囲で関わりをもつことを自粛してきました。一人にならなければできないことに粛々と取り組みながら、次に動き始める時期がやってくるのを待ち、そのための準備をしてきたわけですが、どうやらその時期に差しかかってきたようです。

 

 ここから先に進むためには、新たなテーマを課し、それに粛々と取り組んでいかなければならないのかもしれません。そうしなければ、ぼくは早晩行き詰まることになるでしょう。そのことを十分に感じられるところまでは行き着いたようです。

 

 ぼくは心新たに、初心に立ち返って、これからを歩むことにチャレンジしていきます。果たしてどこまでそれができるでしょうか? ぼくはどうにも傲慢で怠惰に過ぎるようです。恥ずかしながら告白すると、自分がこれまで何かしら立派なことをやってきたかのように勘違いしていたのです。要するところは、これまでに頼らず、何もないところから改めてスタートする自信も覚悟もなかったのです。ちっぽけなプライドと言うのか、プライドとも呼べないようなものにしがみついて、崩れ落ちそうな自らをなんとか支えていたのかもしれません。

 

 あとどれくらい生きるのか、あとどれくらいの時間が与えられているのかと考えます。そうした条件を現実的に考えると、残りの人生でそれほどたくさんのことができるとは思えなくなりました。それがいいことなのか悪いことなのかはわかりません。いずれにせよそうした前提に立って、ぼくはこれから誰のために何をしていくのか、どうやって生きていくのかと考えています。

 

 これまでの人生のなかで、ぼくはすでに十二分に与えてきてもらったようです。ぼくがこれから果たしていくべきことはすでに十分に刻まれているように思います。ぼくは自らが持ち合わせているものを集中させ、これからの自分を改めてつくり直ししていかなければならないところに立っているのです。