148|190121|広島

 その後も継続して書いているのだが、最終章になるはずの章がなかなか終わらない。このままだと広島で書き出しきることは難しいかもしれないと思い始めている。さぼっているわけではないつもりだが、一日で書ける分量にも限りがある。やるべきことをやっているうちに、一日はあっという間に過ぎ去っていく。

 

 広島にもだいぶん馴染んできた。なじみの店も幾つかできた。とりわけ近所のうどん屋はお気に入りで、週34回のペースで通っている。今回の滞在中には駅伝を観戦したり、映画に行ったり、食事以外もそこそこ楽しんでいる。

 

 早く進みたいと焦る気持ちがないわけではない。しかし今ぐっと踏ん張ることは自分が決めた道。その道の果てまで歩ききれば、次の道筋がきっと見えてくるに違いない。そこまではぐっと辛抱、ぐっと我慢だ。

 そうやって言い聞かせながら、これまでの自分にひたすら向き合っている。それがぼくにとって一つのケジメであり、責務であり、やるべきことなのである。