78|181112|函館
贅沢な旅を続けている。昼に羽田から函館に移動し、今日は湯の川温泉に来ている。夕食はビュッフェで、蟹や海老や烏賊や鮭やイクラなど新鮮な魚介類をたらふく食べた。こんなに腹いっぱい食べたのは久しぶりかもしれない。
しかし、つまらない。こんなに楽しくて幸せなところには一人で来るもんじゃない。一人でいることにもいい加減飽きてきた。嫌気すらさしてきた。
周りはカップルやら家族やらグループやら。楽しそうに幸せそうにしている。こんなにたくさん人がいるというのに、一人で来ている人なんて他にいるのだろうか。今のところは見当たらない。
これまで、一人でいることはさみしくなくはないけれど、まぁそれなりに平気だと思って生きてきた。これほど一人でいるのがつらいと思ったのは、初めてかもしれない。
沖縄の家族のことを思った。ぼくは何をどうすればいいのかと考えた。まだ混線している。内側に少し大きめの空白がある。そしてその空白はさみしさの質感ととても似通っているような気がする。
ぼくはここにあと2泊する予定だ。