23|180918|金沢

 大阪での定期的な身体のメンテナンスを終え、新大阪駅からサンダーバードに乗りこむ。少々値が張った駅弁に大満足し、おやつに買った白あんの御座候を頬張りながら、読みたかった本を読み、気になっていたアムロちゃん情報をスマホでチェックする。金沢駅に到着。あっという間の2時間半である。駅の観光案内所で目についたパンフレットをとる。観光で金沢に来たわけでもないので何の下調べもしていない。21世紀美術館と鈴木大拙館ぐらいはまわりたい。バスに乗って早々にホテルに向かう。想像していた以上に居心地が良くて大満足。新鮮な魚を食べ、家族と話し、アムロちゃんの特番で余韻に浸っていると時計の針はもう23時をまわっている。明日が本番。明日のための今日。まだ気になることは幾らでもあるが、そろそろ眠ることにする。

 

 欲望や欲求を満たすことに対して、どこかしら罪悪感や後ろめたさや躊躇する感じがぼくのなかにある。これは何なのだろう。もしかしたら快楽の奴隷になることを恐れているのかもしれない。しかし奴隷になることもできれば、主人になることもできるのかもしれない。そうか。それはぼくがこれまで考えたことのなかった切り口かもしれない。

 

 これに限らず何事もどっちつかずで中途半端だったかもしれない。エゴイスティックな自分が求めることを満たすことは悪いことじゃないのかもしれない。むしろ、その空白を満たすことに目的や方向付けがあるのであれば、積極的に空白を満たしてエネルギーの循環効率を高めたほうが、さまざまな面においてお得なのかもしれない。