32|180927|広島

 リズムの変化を感じる。新しいサイクルが始まったかもしれない。

 

 やろうとしていることはあるものの、なかなか手をつけることができずにいる。これまでも同じようなことは何度となくあったが、ずっと踏みこめずにいた。今こそ向き合うときだ。今を逃すと二度とチャンスは巡ってこない気がする。

 

 約束した日が一日一日と近づいていると思うと、緊張度が高まり余計な力が入ってしまう。「やりたいこと」を「やらなければならないこと」と定義しなければ取り組めないほど、ぼくにとって重要度が高いのだと思う。これに取りかからずに時が過ぎるに任せ、結局うやむやにしてしまうことはもうできそうにない。

 

 「だったらやればいいじゃん」と言うことだし、当人であるぼくもそう思ってはいるのだが、なかなか身体や心が言うことを聞いてくれないから困っている。身も蓋もなくなってしまうかもしれないが、ぼくはもともと意思薄弱である。「やらなければならない」と理屈では分かっているつもりだが、身体は納得していないようだ。かと言って身体の言うことばかりを聞いているわけにもいかない。

 

 なかなか前に進んでいくことができない。想像以上にぼくの意思は頼りなかったし、想像以上に敵は手強かった。ぼくは目的に立ち戻り、身体と心そして魂が語りかけてくる声それぞれに耳を傾け、バランスをとり直して前に進もうと試みる。しかしなかなかに難しい。これまで偏って生きることを選択して生き延びてきたのだから尚更である。しかしもはや喪うものは何もないではないか、いっときの失敗を恐れることはない。自らにそう言い聞かせ、バランス感覚を刷新するための試行錯誤を繰り返している。