41|181006|東京

 台風25号。娘の運動会と恒例の食事会。3泊の沖縄滞在は短く、彼女たちに見送られモノレールで那覇空港へと向かう。

 

 やるって自分が決めたんでしょ。後ろ髪引かれるぼくに彼女は言う。芯の強い彼女にぼくは救われている。

 

 ここ最近のぼくは、いくらか適当にすぎるかもしれない。気の抜けた炭酸水のように表情が曖昧で、糸の切れた凧のように翻弄されている。

 

 彼女たちの存在の重みを身体に感じながら、もう少し真摯に誠実に今と向き合っていきたいと思う。むやみやたらに肩に力を入れたからと言って結果が出るものではないのだろうが、輪郭のぼやけた時間をどれだけ過ごしたとしても、その時間がぼくたちを望ましい場所へと運んでいってくれることは決してないだろう。