62|181027|大沼公園

 10年以上前の独立を決意した頃のことを、あれやこれやと思い出していた。独立前に籍を置かせてもらっていた会社には随分と不義理をしてしまっていたかもしれない。言い訳するつもりはないが、離れてみていろいろ経験した今だからこそ気づけることもある。

 

 朝から雨が降っている。昨日より一段と寒い。やることが他にないということもあるし、とにかく昼過ぎまでは集中して机に向かうことにする。午後3時を少し過ぎた頃、露天風呂に向かう。紅葉が本当にきれいで感動する。外気が相当に冷たいので、長時間湯に浸かっているが意外と上気せないものである。鉛筆を連日長時間握っているからだとは思うが(それ以外には考えられない)、右手とりわけ親指が相当痛い。何もしていない状態でもビリビリ痺れている。温泉に浸けて、これ以上悪化しないことを祈った。

 

 今日はホテルの人にいろいろとお願いして部屋を整えた。居心地がよくなった感じがする。明日からの仕事がはかどると良いのだが、さてどうだろうか。

 

 夕食を求めて駅前に出る。もはやシーズンは終わっているのであろうか、人通りが全くなく、もの悲しい感じがする。余計なものが何もないからこそ仕事に集中できる面もあるのかもしれないが、ここはあまりに寂しすぎて、長居はしんどいかもしれない。息切れしてしまいそうである。ホテルに戻ってから、函館市内の宿泊先をリサーチした。海鮮料理が食べたい。