2018-01-01から1年間の記事一覧

77|181111|東京

昨日の続き。「自由とは 着衣のまま 水平であること」。 衣の重力を身体で受け、それを感じながら、同時にそれに捉われず、軽やかでからっと爽やかで潔くあること。責任、成果、不安、希望、絶望、諦め、いろんなものが綯い交ぜ(ないまぜ)になって自らの内…

76|181110|東京

地道(じみち)を辞書で調べてみる。 ーーーーーーーーーー 地道【じみち】 手堅く着実に物事をすること。 地味でまじめなこと。またそのさま。 冒険や人目を引くような行動に出ず、 着実に進む態度。 ーーーーーーーーーー 地道であることと自由であること…

75|181109|東京

東京2日目。少しびっくりしたことがあったので、夜遅い時間から昔のメンバーに電話を入れた。わだかまりは少し解消していた。 私は私、相手は相手、世界は世界。私が孤立しているということでなく、私と全体とが同じ時点に存在している。今何となく捉えつつ…

74|181108|東京

東京に来た。午後からデザイン事務所でみっちり打合せ。最近あまり人と会っていないからか、それとも朝早くからの移動のせいなのか、最後はへとへとになってしまった。とにかく山場は越えた。ほっと一安心して、気が緩んだのかもしれない。 デザイナーの彼が…

73|181107|札幌

明日から東京に向かう。北海道には約3週間いたことになる。 仕事はどうだろう。思った以上に進んだ気もしなくはないが、毎日思ったようには進まないものでもある。すいすいと気持ちよく進んだことはほとんどなく、義理立て程度にどうにかこうにか前進する日…

72|181106|札幌

日が暮れてから防寒具を買いに街中に出る。その後、気になる本を探しに書店へと向かう。気晴らしに雑誌コーナーをふらふらしていると、「袋小路の沖縄」というタイトルが目に入る。先日の県知事選挙後の沖縄について書いているらしい。パッと手にとってレジ…

71|181105|札幌

約10日ぶりの札幌を楽しんだ。なんとなく良さそうと目星をつけていた珈琲屋は、5年ほど前に札幌を拠点に活躍するデザイナーと会った店だった。懐かしさに思わず彼や関係者にメッセージを送ろうかと思ったが、携帯の画面を開いたところでやめた。 珈琲屋で少…

70|181104|大沼公園

今朝も駒ケ岳のまわりには雲ひとつなかった。正午にホテルをチェックアウトし、大沼公園駅へと向かう。快晴だ。このまま去るには忍びなく、レンタサイクルで周遊することにする。十二分に堪能。国定公園も歩いたし名物のお団子も食べた。もうこれでやり残し…

69|181103|大沼公園

朝、空にはたった一つの雲もなく、ただ青空が広がっていた。そしていつもの駒ケ岳はそこにある。散策したい気持ちをおさえて、日暮れまで仕事に集中する。窓の外に広がる木々は、紅から黄へと色味を変えている。露天風呂に入り、1日の疲れを癒す。ここに滞在…

68|181102|大沼公園

明後日にここを立つことを思うと名残惜しさが出てきた。最初はあれほど苦しくてすぐにでも帰りたいと思っていたのに不思議なものだと思う。紅葉は明らかに季節を過ぎつつあり、冬の気配は色濃くなってきている。 露天風呂にも朝食会場にも部屋での作業にも随…

67|181101|大沼公園

午後から函館へ。ホテルで知り合った方が案内してくれるという。函館山、石川啄木の碑、五稜郭をまわり、地元名物という「チャイニーズチキンバーガー」なるものを頬張った。なんとご当地バーガーで全国NO1に選ばれた有名店らしい。短い滞在だったが函館を満…

66|181031|大沼公園

贈与について考えている。 大切な人に贈り物をしたとする。贈り先から御礼のメールや電話が届く。どこまでも続く感謝の言葉に恐縮しきりで、「いえいえ、こちらこそ」などと返してはいるが、本当のところ、ぼくはどう思っているのだろうか。 実のところ、そ…

65|181030|大沼公園

待てども待てども風は吹かず、時間だけが無為に過ぎていく。意を決して内にそよぐ風をつかまえんと最初の一点を打てば、自然な勢いを得、日頃想像だにせぬ世界に至る。身も頭も重く、意の在り処を問うことで、かろうじてその一点だけは打ちこみ、その先は自…

64|181029|大沼公園

毎日やると決めていることがある。それらはそれほど多種あるわけでもなく、またそのいずれもが難しいものではない。そのことを「やる」と決めて取りかかれば必ず終えられるものだし、そう多くの時間を要するものでもない。要は気持ちさえあればやれるものば…

63|181028|大沼公園

朝目覚めて、決めたことを決めたようにやり、朝食を食べ、朝刊を読み、仕事にとりかかる。夕刻までに風呂に入り、食事をして、やるべきことを幾つかやり終えると、すでに予定の就寝時刻は過ぎている。 30代も半ばを過ぎる頃までは、睡眠時間がどれほど短くて…

62|181027|大沼公園

10年以上前の独立を決意した頃のことを、あれやこれやと思い出していた。独立前に籍を置かせてもらっていた会社には随分と不義理をしてしまっていたかもしれない。言い訳するつもりはないが、離れてみていろいろ経験した今だからこそ気づけることもある。 朝…

61|181026|大沼公園

目覚めると、広く明るい窓には紅や黄へと枯れつつある美しい木々が一面に広がっていた。 ホテル周辺には直営のパン屋ぐらいしかなく、ホテル内の施設にぼくが落ち着けそうなお店もスペースもなさそうである。露天風呂と自分の部屋ぐらいか。とにかく仕事に集…

60|181025|大沼公園

札幌から函館へと向かうスーパー北斗に乗りこんで3時間余。大沼公園駅に到着した。夕方5時前だが既に陽は落ちて薄暗く、駅前には人通りもなく物悲しい。札幌と比べて随分と冷え込んでいる気がする。駅から徒歩数分のレストランで軽く夕食を済ませ、送迎バス…

59|181024|札幌

朝食後に雨上がりの公園へ。木々の葉が朝の光に照らされて赤に朱に黄に緑にあまりにも美しい。しばらくぼぉと見惚れてしまった。未明から雨が降っていたから雨露に光が反射しているのだろう。写真に収めようと思ったが手ぶらだった。部屋に携帯を取りに戻る1…

58|181023|札幌

夢を見た気がする。知り合いの編集者。どうやって手に入れたのか、ぼくの原稿を読んでくれたようだ。ぼくは彼にダメ出しをされると思ってビビっている。ダメだと呆れられれば、ぼくはショックで立っていることすらできないかもしれない。しかし意外なことに…

57|181022|札幌

昨夜はなかなか寝付けなかった。うとうとと意識が遠のきそうになるのだが、胸や肚のあたりに何か正体不明のもやもやがへばりついて剥がれない。気分が悪く、その正体不明の何かしらを口から吐き出そうと大声で叫んでみるのだが、状況は一向に改善の気配を見…

56|181021|札幌

今日も快晴。部屋にこもっているのがもったいない気がして、朝食後に公園を散策することにする。立派なカメラをもった一群と遭遇。老若男女が入り混じり、カメラやSNSの話をしている。一体この集団は何者なのだろう。池の鴨と紅葉とのツーショットを狙って集…

55|181020|札幌

晴れ間が見えた。 いつもより少し遅めの朝食をとる。ホテル近くの公園を散歩し、気になっていた音楽堂の下見と神社参拝を済ませる。秋の陽光を受け、木々の葉っぱや池の水面がきらきら輝いている。まだ10月中旬だというのに、札幌はすっかり紅葉の時季を迎え…

54|181019|札幌

コーチとの久しぶりのやりとりに癒される。ホームランを打とうとしていたかもしれない。随分肩に力が入っていた。打席に立ち続けるだけでオッケーを出していたはずが、欲を出して大振りするようになっていた。 一か八か。博打な人生をこれまで送ってきたと思…

53|181018|札幌

朝食後に2時間ほど眠ったらスッキリした。実は疲れていたのかもしれない。 その後は机に向かうも集中が続かず、昼過ぎからアウトブランドのお店を目当てに街なかへ。札幌は都会だ、何でも揃う。200万人の人口は沖縄の1.5倍。それを思えば何でもあるのは当然…

52|181017|札幌

今日からしばらく北海道にいる。今回の滞在中に誰かと会う予定はない。今は前進するのをやめて、ぐっと踏みとどまると決めている。大学を卒業し、沖縄に移住し、会社を立ち上げて、結婚して、子どもが生まれて。まぁなんだかんだとあったこれまでに、ある一…

50|181015|沖縄

この春から「職業としてのコーチ」を始めた。「職業として」という枕詞に「金銭的な対価を得て」という意味を含んでいる。卒業論文でコーチングに焦点を当てるなど、これまでも興味関心をもってきたし、その思想や技術を取り入れた実践活動を展開してきたつ…

49|181014|沖縄

札幌で経営会議、大阪で新卒内定式を済ませ、沖縄に戻ってきた。会うべき人とは会い、腰を据えて語ることができた。もうこれで自分を押し留める外的要因は何もない。 このまま日々の生活に輪郭がなくなってしまいそうで恐ろしい。一度流されてしまえば、地の…

46|181011|札幌

決めたことを決めたようにやることができない。さまざまな出来事がぼくの意思を問うている。やりたいことがあって、それをやりたいという実感もあって、あとはその実感に素直になって進んでいけばいいとは思いつつ、なかなか真っ直ぐに進むことができない。…

45|181010|大阪

平々凡々と毎日が過ぎていく。穏やかで単調な日々。過剰を求めるぼくにとって、多少の物足りなさもあり、退屈さを感じ始めているのも事実である。 勇気を出して新しい世界に足を踏み入れてはみたものの、そこはあまりに自由で、ぼくはその自由さを持て余して…